・受験国語の勉強法を知りたい
・現代文の成績を伸ばす方法を知りたい
・現代文でおすすめの参考書を知りたい
このような悩みを解決する記事になっています。
気になる項目がある場合は目次から該当箇所に移動できます。
今回紹介している内容は皆さんの悩みを解決する一部にすぎず、数え切れないくらいの悩みを抱えているはずです。
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それでは早速始めていきましょう。
現代文の勉強のポイント
まずは現代文の勉強を進める上で覚えておいてほしいポイントを解説します。効率的に現代文の実力を伸ばすためにはどれも非常に重要なので、よく確認しておいてくださいね。
過去問で傾向分析
現代文の勉強のポイントの1つ目は過去問分析です。
これはすべての科目に共通していえることですが、共通テストや志望校の過去問を多く解き、その試験の出題傾向を知ることが非常に大切です。受験する大学や受験方法によっては、現代文のみで受験できたり、古文の配点が大きいなどの特徴がある場合もあります。
さらに、大学によって国語の問題の難易度は大きく異なります。試験問題が記述式なのか選択式なのかによっても勉強法や対策は大きく変わってくるでしょう。したがって、国語の勉強に力を入れようと思ったら、まずは志望校の過去問を一通り解いてみて、出題の傾向をしっかり確認することが重要だと言えます。
ここでは問題の量も把握したので、時間を計って問題を解くようにしてください。もし全く時間内に解き切らないという場合は、速読の練習も必要になってきますよね。そういったことも意識して、過去問演習に臨みましょう。
多読と文章読解力の向上
現代文の勉強のポイントの2つ目は多読です。
現代文は英語同様に言語であることから、触れれば触れるほど語彙力や読解力を向上させることができます。どれだけ質の高い授業を受けても、良い教材を使用しても現代文に触れる頻度が少なければ効率的に成績を伸ばすことは非常に困難になってしまうでしょう。
可能な限り、多く現代文に触れるという事を意識して勉強に励んでほしいと思います。この時、気を付けてほしいことが一点あります。それは１日にまとめて取り組んでも効果は薄いという事です。1週間の中で、１日は7時間現代文の勉強をするが、残りの6日間は他の科目の勉強に時間を使い、現代文の勉強をしないというのでは効果はほとんどありません。1週間で同じく7時間勉強をするのであれば、毎日1時間勉強をする方がはるかに効果的と言えます。
現代文の勉強は毎日することが理想ではありますが、科目数が多かったり、他に勉強しなくてはならない科目がある方が多いと思います。そのような方は毎日現代文に触れる必要はないので、可能な限り現代文に触れることができるように学習スケジュールを考えていきましょう。
幅広いテーマに対する知識の拡充
現代文の勉強のポイントの３つ目は幅広いテーマに対する知識の拡充です。
受験においては、試験当日に出題される文章は決して分かりません。試験時間は始まってから、初めてどのような内容か分かるものです。
では現代文で高得点が取れるかは当日に出題される問題次第なのでしょうか。結論、それは違います。同じ文章が出題されることは基本的にあり得ませんが、ジャンルで考えれば同じジャンルから出題されることは非常に多いです。
具体的には、社会問題、文学、芸術、科学技術、文化、エッセイなどです。社会問題のジャンルでは、現代社会における様々な問題や課題についての文章が出題されることがあります。例えば、環境問題、教育、労働、格差社会などが含まれます。科学技術では、科学技術の進展や関連する倫理的な問題についての文章が出題されることがあります。例えば、バイオテクノロジー、情報技術、医療などが含まれます。このようにジャンルという大きな分類をすると、内容的に被っている文章は必ず出てきます。
つまり、日ごろから様々なジャンルの文章に触れ、ただ読むだけでなく内容を学んでおくことが重要という事です。これは、受験用の現代文の参考書でも、書店で購入した文庫でも構いません。重要なのは、日常的に多くの文学に触れるという事です。これをしておくことで、試験本番で似た内容の文章が出題された時、より早く、より正確に読解することができます。ただ読むだけではなく、内容を学ぶ姿勢が重要と言えますね。
継続的なアウトプット
現代文の勉強のポイントの４つ目は継続的なアウトプットです。
現代文の勉強を進める中で、理解が難しいと感じる文章に出会うでしょう。そんな時は一度音読をしてみましょう。音読をすることで文章をアウトプットすることができ、内容の理解を深めることができます。現代文の解説を読んでいるとどうしても眠くなってしまうという受験生にも音読はおすすめの勉強法です。
毎日の時間管理
現代文の勉強のポイントの５つ目は毎日の時間管理です。
受験は国公立の場合は5科目、私立の場合は3科目の勉強をしなければならないのが基本です。3科目あるいは5科目を受験レベルにまで実力を高めるのは非常に大変なことであり、さらに多くの時間を要します。ここで何も計画を立てず、ただただ勉強をするだけでは計画的に勉強を進めるライバルに勝つことは難しいでしょう。
より効率的に勉強を進め、成績を伸ばすためにも各科目の勉強時間や勉強内容をあらかじめ考えておくことが重要です。そうすることで目標達成のために無駄のない効率的な学習を実現することができます。
現代文が苦手な人の特徴
ここまでは現代文の勉強のポイントについて解説してきました。ここからは、現代文が苦手な人の特徴をいくつかみなさんに紹介します。当てはまる受験生は今後の学習で改善していけるようにしましょうね。
現代文に関する知識が少ない
これは読解力などではなく、漢字などの語彙力を主に指しています。現代文が苦手な人はそもそも必要最低限の知識がインプットできていない可能性があります。漢字が出題される試験の場合は、漢字が得意かそうでないかで数点の差が出てしまう可能性がありますよね。受験に置いての数点はあまりに大きいです。こういった知識に不安がある受験生はコツコツ対策をしていきましょう。
また、説明文・物語文の読解や日々の読書の中で出てきた意味の分からない単語についてもその都度調べる癖をつけることで現代文で必要とされる知識を身に付けることができるでしょう。これらの知識は数日でどうにかなるものではありません。毎日の積み重ねを大切にしてくださいね。
長文慣れしていない
苦手な受験生の特徴として長文慣れしていないというものがあります。みなさんも久しぶりに英文を読んだ時なんとなく文章の内容が頭に入ってこないということがあると思います。国語も同じで期間を空けてしまうと文章を読むスピードも落ち、内容もあまり頭に入ってこなくなります。
受験科目で国語があるという受験生は、コツコツと文章に触れることを習慣にしてください。その際、読解問題を解いたらしっかりと解説を熟読することをおすすめします。解答には読解のポイントや設問を解くうえで重要なことがたくさん書かれているからです。日々、長文に触れて慣れの状態を作れるようにしましょう。
表現力が不足している
最後に紹介したい特徴は表現力が不足していることです。現代文の試験はマーク式であることはそこまで多くなく、記述問題が数問は入っていることが多いです。そしてこの記述問題は配点が非常に高いことから、差が付きやすい設問であると言えます。記述問題では読解力が非常に重要であることはもちろんなのですが、それに加えて表現力が非常に大切であると言えます。
「何となく書きたいことは分かるんだけど、どう書けばいいのか分からない」と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。このような受験生にぜひ強化してほしい力が表現力になります。表現力を強化する方法として、まずやってほしいのは解答・解説の熟読です。解答・解説にはその長文を読むための全てが詰まっていると言っても過言ではありません。記述式の問題では、文章のどこに着目し、どのような言い回しをしているかなどを良く確認するようにしましょう。そして、次に同じ問題を解くときにその解法を頭の中で再現できることが重要です。
これらを踏まえて、意味のある勉強法を身につけていきましょう。成績の上がる勉強法についてはこちらで詳しく解説しています。
【厳選】現代文のおすすめ参考書
それでは、現代文におすすめの参考書について解説していきます。
【漢字・語彙力編】
入試 漢字マスター1800+
難易度★★★☆☆
大学入試受かる漢字・用語パピルス1467
難易度★★☆☆☆
入試に出る漢字と語彙2400
難易度★★★☆☆
【読解編】
現代文キーワード読解
難易度★★★☆☆
船口のゼロから読み解く最強の現代文
難易度★★☆☆☆
現代文読解力の開発講座
難易度★★★★☆
【演習編】
入試現代文へのアクセス 基本編
難易度★★★☆☆
大学入試 全レベル問題集 現代文 1 基礎レベル
難易度★★★☆☆
きめる! 共通テスト現代文
難易度★★☆☆☆
最後に
皆さん、いかがだったでしょうか。今回は現代文の勉強法について解説しました。現代文は短期間ではなかなか成果を出すのが難しい教科です。コツコツ取り組むのが非常に大切と言えます。毎日の勉強を計画的に進めていきましょう。
古文、漢文の勉強法についてはこちらで紹介しているので合わせてご覧ください。
とはいっても、今回紹介したのはみなさんが抱えている悩みのひとつの解決にすぎません。
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みなさんが正しく努力を積み重ね、目標を達成してくれることを心より願っております。頑張ってください！本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。木村の勉強革命でした！
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