みなさん、こんにちは!木村の勉強革命です。
・暗記術を教えてほしい!
・暗記が苦手だから楽に暗記数方法を知りたい!
・暗記法にはどのような種類があるの?
このようなみなさんの悩みを解決する記事になっています。
・日々の勉強を頑張る中高生
・資格の取得を目指す社会人
・受験で多くの知識を暗記しなくてはならない受験生
このような境遇にあるみなさんにとって、暗記は決して避けては通れないものですね。せっかく時間をかけて勉強をするからには、少ない勉強時間で最高の結果を出し受験や資格試験に必ず合格したいですよね。
そのようなみなさんに向けて、今回は、数ある暗記法の中でぜひ実践してほしい暗記術を10個ランキング形式でご紹介します。
それぞれの暗記法について詳しい解説もあるので、自分にぴったりの暗記法を見つけ、日々の学習に取り入れてほしいと思います。英単語、古文単語の暗記や、各科目の重要語句の暗記に抜群の効果を発揮してくれるはずです。
質の高い勉強をするために意識してほしいことや、根本的な暗記力を強化する方法もご紹介するのでお見逃しなく!
今回紹介している内容は皆さんの悩みを解決する一部にすぎず、数え切れないくらいの悩みを抱えているはずです。
筆者が運営する木村学院では、本気の生徒様を募集しています。
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それでは本題に入っていきましょう!ランキングの1位から見たい人は目次から飛ぶこともできますよ。
暗記法ランキング<トップ10>
目次に記載してある暗記法ランキングトップ10は確認してもらえましたか?
確認していただけたところで、それぞれの暗記法について1つずつ徹底的に解説していきたいと思います。これを見ているみなさんにぴったりの暗記法が見つかることを願っています。積極的に毎日の勉強に活用していただき、質の高く効率的な学習を実現してくださいね。
10位 書き写し暗記法
まず、ご紹介する暗記法は、書き写し暗記法です。これは暗記したい単語や重要語句を実際に紙に書くことで暗記力を強化する方法です。
勉強をする際、読むだけで暗記しようとする人がいますが、読んでいるだけだと眠くなってしまうこともありますよね。しかしながら、書き写し暗記法を実践することで集中力をキープしながら暗記に取り組むことができます。
書き写し暗記法のポイントは次の2点です。
・丁寧に書きすぎない
・書くことに満足しない
暗記が目的なので、見栄え等は意識せずに書いていきましょう。殴り書きで構いません。とにかくスピード感を持って取り組むことが大切です。
9位 赤シート暗記法
書店などで参考書を買うと付いてくることも多々ある赤シートですが、効率的な暗記を実現してくれる優秀アイテムです。何が優秀なのかという事ですが、アウトプット中心の暗記ができるという点です。
暗記と聞くとどうしてもインプットのイメージがあるかもしれません。しかしながら、学んだ知識はインプットするだけでは定着しません。
アウトプットをしながら、記憶を呼び起こすという作業をすることで初めて定着することが研究で証明されています。したがって、赤シートで暗記したい部分を隠しながら暗記を行うことは、アウトプットをすることに繋がり、結果として効率的な暗記に繋がるのです。
赤シート暗記法のポイントは次の2点です。
・分からないところは時間をかけずに解答を確認する
・正解した単語や問題は次から飛ばす
赤シート暗記法はアウトプット中心の暗記法であることから、時間がかかってしまうことがあります。そこで、分からない問題には時間をかけず、すぐに答えを確認することをお勧めします。1問に多くの時間を割かないようにしましょう。
さらに、正解した問題は、それが分かるようにチェックをしておくことが重要です。これにより、すでに習得している問題を何度も学習することを避けることができます。
8位 関連付け暗記法
関連付け暗記法は、何か1つを暗記する時にそれに関連する知識や類似の知識を同時に暗記してしまう方法です。
具体的には、「好き」という意味を表す英単語には、like、love、preferなどがあります。この3つを暗記する時には、別々に暗記するのではなく、3つまとめて暗記するほうが効率的です。
一気に複数個を暗記することで暗記の回数を減らすことができるためです。さらに、似たものを同時に暗記することができれば脳においても知識の整理が容易で長期記憶に繋がりやすくなります。同義語だけでなく、対義語なども同時に押さえることでさらに暗記のペースが上がりますね。
7位 語呂合わせ暗記法
語呂合わせ暗記法は、分かりやすいゴロを使うことで暗記を容易にしてくれる暗記法です。
算数でも「道のり・速さ・時間」のことを「み・は・じ」のように省力して表しますよね。このように省略して言いやすいゴロにすることで本来暗記が難しい内容をスムーズに暗記することが可能になります。
語呂合わせでは、ゴロは覚えているのに肝心の中身が出てこないという事態も起こりかねません。まずは、ゴロ合わせをする語句の名称と意味をしっかり理解した上で語呂合わせ暗記法を活用してくださいね。
6位 授業型暗記法
授業型暗記法は、自分が学校や塾の先生になり相手に勉強を教えるようにアウトプットをする暗記法になります。赤シート暗記法と同様にアウトプットをしながら暗記をするため、効率の良い暗記に効果的です。
授業型暗記法のポイントは次の2点です。
・実際に声に出して説明をする
・説明できなかったポイントはメモしておく
実際に声に出すことで、口と耳を使って勉強することができるため、五感が刺激され暗記力が向上します。
一方で、声に出して説明をしていると自分がどこを説明できて、どこが説明できなかったのか忘れてしまいがちです。授業型暗記法をするときには、説明できなかった部分をすぐにメモする癖をつけておくことをおすすめします。そうすることで、抜けがない暗記ができるはずです。
5位 音読暗記法
暗記したいことを音読することで暗記するのが、音読暗記法です。
音読暗記法の最大のメリットは、実際に声に出すことで五感を刺激しながら暗記ができる点にあります。声に出すという観点だと、先ほどの授業型暗記法に類似する部分がありますね。
勉強において音読が非常に効果的であることが研究ですでに示されているため、ぜひみなさんに実践してほしい内容です。音読によって、耳と口も使いながら暗記できるため全身を使いながら暗記ができます。結果として、暗記力を向上させ、質の高い暗記が実現します。
音読暗記法のポイントは次の2点です。
・音読が目的にならないようにする
・覚えることを意識して音読する
ただただ声に出すだけでは、ほとんど意味がありません。なぜ音読をしているのかを明確にしながら、暗記したい内容を意識して音読をしてください。そうすることで音読暗記法は大きな効果を発揮します。
4位 ウォーキング暗記法
身体を動かしながら暗記するのが、ウォーキング暗記法です。
分かりやすくウォーキングを例に挙げましたが、ストレッチやスクワット、軽いトレーニングでも構いません。体を動かすことで全身が刺激されます。この状態で、暗記をすることで五感を使いながら暗記をすることが可能になり、記憶力・暗記力が向上します。
さらにウォーキングには、暗記力を向上させるほかにも多くのメリットがあります。ウォーキングのメリットは以下の4つです。
①脳を活性化させる
歩くことで脳が刺激され、五感が研ぎ澄まされます。結果として、その後の勉強においても脳が活性化されている状態なので、効率のいい勉強をすることができます。
②リラックス効果がある
ウォーキングはうつ病等の病気を予防する効果もあることが知られています。逆を言えば、全く動かないと精神的な疾患に罹患する可能性が上昇してしまうということです。ウォーキングをすることで脳科学的に精神的不安定さを回避し、質のいい学習を実現することができます。
③生活習慣病の予防
近年、大きな問題となっている生活習慣病もウォーキングによって回避することが可能です。生活習慣病は、不規則な食生活や運動不足、ストレス、暴飲暴食など様々な要因で引き起こされる病気です。
受験生は勉強を頑張るあまり睡眠時間が短くなることや、日々の受験勉強でストレスを感じやすく、それが暴飲暴食などに繋がることも珍しくはありません。
④目の疲れを解消する
勉強を頑張っているとどうしても目に疲れが来てしまいます。中高生でスマホを持っている人は非常に多い時代なので、目はより疲れやすい状態になっています。
目が疲れると集中力が低下することが知られているため、目に疲労を溜めないことは長い受験生活等を乗り切るために非常に大切です。歩くことで外の景色を見ることができるため、目の疲れを解消することができます。
このようにウォーキングには多くのメリットがあります。したがって、日々の勉強を頑張りたいというみなさんにぜひ実践してほしい暗記法です。
3位 隙間時間暗記法
これは、読んで字のごとく、隙間時間を有効活用し暗記をしていく学習法になります。
中学生・高校生、特に受験生のみなさんの時間は非常に貴重です。時間を無駄にすることなく勉強に励むためにもこの暗記法は非常におすすめです。
さらに、この暗記法をおすすめするもう1つの理由は、こまめに暗記の時間を確保できるということです。
近年の研究で、長時間勉強を続けるよりも、勉強をこまめに分割することで学習の能率が向上することが分かってきています。これは、暗記にも言えることです。一度で大量の知識を暗記しようとするのではなく、隙間時間を有効活用し、こまめに暗記の時間を確保することで効率的かつ負担の少ない形で暗記ができます。
2位 寝る直前暗記法
この暗記法は、言葉の通り暗記を寝る直前にする暗記法です。
この暗記法をおすすめする理由は、ずばり記憶が寝ている間に形成されるからです。テスト期間に「寝ないとちゃんと覚えられないぞ」と言われた経験がある人も多いと思います。まさしくその通りで、睡眠をうまく活用して暗記の効率を高めることが非常に有効と言えます。
鈴木博之先生の「睡眠中の情報処理」の研究論文によると、暗記において睡眠がいかに大切であるかが明らかになってきています。学習後の睡眠は、勉強による疲れや眠気を取り除き翌日の心の安定や身体的なコンディションを整えるだけではなく、学習した記憶をより強固なものにする効果があるのです。
受験勉強のように数か月先まで知識を蓄えていきたい場合はこの寝る直前暗記法が大きな武器となります。逆を言えば、睡眠を十分な時間確保できない場合、暗記した知識を長期記憶にしていくことは非常に困難であるという事です。
目覚めているときの学習は、睡眠により整理され強固なものになるのです。このような事実から、鈴木博之先生は、睡眠は休息ではなく促進であるとおっしゃっています。脳科学的に暗記に効果的と証明された寝る直前暗記法をぜひ実践してみてくださいね。
1位 3回繰り返し暗記法
第1位は、3回繰り返し暗記法です。
これは、暗記したい内容を複数回くり返し復習することで脳への定着をしやすくしてくれる学習法です。しかし、この暗記法はただ3回復習するだけでは最大の効果を発揮してくれません。絶対に押さえてほしいポイントは次の2つです。
①復習の間隔を徐々に増やす
②復習後24時間以内にテストでアウトプットする
中田達也先生の「復習間隔を少しずつ広げていくことは長期的な記憶保持を促進するか?」の研究論文によると、復習間隔を一定にする均等分散学習と、復習間隔を少しずつ広げていく拡張分散学習の効果に大きな違いは見られないということが分かったのです。
従来の暗記法では、拡張分散学習が良しとされてきましたが、それには明確な根拠はないことが判明したわけです。
しかしながら、復習間隔を少しずつ広げていく拡張分散学習の効果を増加させる方法がたった1つあります。それは、復習後24時間以内にテストでアウトプットすることです。
暗記でインプットした知識はその都度、必ず24時間以内にテストをすることでアウトプットをしてください。そうすることで、拡張分散学習の効果を最大限活かし、最も効率のいい暗記をすることができます。
この事実を踏まえ、3回繰り返し暗記法の最強フローチャートを作成しました。これを見たみなさんはぜひやり方を覚えてくださいね。フローチャートは以下の通りです。
ステップ1 1回目の暗記
ステップ2 復習テスト
ステップ3 2回目の暗記(ステップ1から3日後)
ステップ4 復習テスト
ステップ5 3回目の暗記(ステップ2から1週間後)
ステップ6 復習テスト
これを実践することで、暗記の効率を最大限にすることはもちろんのこと、周りでいわゆる3回繰り返し暗記法を実践しているライバルたちにも大きな差をつけることができます。
3回繰り返し暗記法の最強フローチャートをしっかり理解して、今後の日々の学習や受験勉強に活用してみてくださいね。
コロンビア大学による研究では、同一あるいは類似の経験を繰り返すことで当初の記憶が再度活性化され脳神経が頑丈に接続されることで記憶が強固なものとなるという結果が得られています。
このような研究結果からもいかに繰り返しの暗記をし、そのたびに復習テストでアウトプットすることが重要であるかが分かっていただけると思います。
暗記のための理想の時間や、暗記の質を上げる方法は別の記事に記載しています。
質の高い勉強をするためのコツ5選
ここでは今回のメインテーマである暗記に限らず、質の高い勉強をする上で意識してほしいことを5つ紹介します。この5つを意識して、日々の学習に取り組むだけで効率の良い時間を送ることができます。しっかり覚えておきましょう。
一方で、ここで紹介したことと真逆のことをしてしまっている人もいるかもしれません。できる限り早い段階で良くない勉強習慣を変えていきましょう。
それではさっそく5つのコツをご紹介していきます。
①十分な睡眠時間を確保する
睡眠には勉強による疲れや眠気を取り除き翌日の心の安定や身体的なコンディションを整える効果に加え、学習した記憶をより強固なものにする効果もあります。毎日の学習を決して無駄にしないように最低でも6時間の睡眠時間は確保しましょう。日中に勉強が捗らなかったからと言って、夜更かしすることは絶対に避けてほしいです。
②十分な水分補給をする
十分な水分を補給するメリットは、記憶力と集中力の向上です。アメリカ・コネチカット大学の研究によると水分を十分補給することで、記憶力と集中力が高まることが判明したのです。
一方で、水分が不足すると、記憶力と集中力が低下するだけではなく、疲労や不安も感じやすくなり精神的にも良くない影響があることが分かってきました。
質の良い学習を実現するためにも、こまめな水分補給をしましょう。コップ1杯の常温の水を、1時間に1度飲むことが理想です。
③バランスの良い食事をとる
バランスの良い食事は心身の健康に必須です。そして、心と体のコンディションは直接、勉強におけるパフォーマンスに直結してきます。勉強は、メンタルや体力の勝負でもあります。
特に受験生には常にプレッシャーがのしかかります。そのような状況に置かれたとき、日々どのような生活を送っているかが本当に大切になってきます。
ジャンクフードや甘いお菓子、油分の多いような食事を摂取し続けることはおすすめできません。バランスを意識した食事をとり、心身のコンディションを整えましょう。
④定期的にリフレッシュする
リフレッシュすることで、心と体のコンディションを整えることができます。さらに、暗記の観点から考えても定期的なリフレッシュは非常に効果的であることが分かっています。
先ほどご紹介したように長時間勉強を続けるよりも、勉強をこまめに分割することで学習の効率が上昇することが分かってきています。したがって、適度なリフレッシュは心と体のコンディションを保つために重要なだけではなく、暗記力を高めるためにも非常に重要なのです。
⑤五感を刺激して勉強をする
五感を刺激することで、全身の神経を活発に働かせることができます。結果として、記憶力・集中力・暗記力が向上し、勉強の質を高めることに繋がります。長時間勉強をすると、どうしても疲れで集中力が低下してしまうものです。
そんな時に、五感を刺激することを意識して、音読・ストレッチ・ウォーキングを取り入れることで集中力を取り戻すことができます。
根本的な暗記力を強化する方法
ここまでは暗記を効率的にする方法について説明してきました。ここでは、みなさん1人1人の暗記力を向上させる秘訣についてご紹介します。
東洋大学生命科学部生命科学科の児島伸彦先生によると、脳の健康を維持することが大切であり、そのために心身の健康を保つことが重要であるという事でした。では具体的に心身の健康を保ち、脳の健康を維持するために重要なのは何なのでしょうか。
児島伸彦先生は次の10か条を挙げられています。
1.偏りのない食生活
2.適度な運動をする
3.興味・趣味・生きがいを持つ
4.人とのコミュニケーションをとる
5.高血圧・高血糖・肥満にならないよう気をつける
6.アルコール・煙草は極力控える
7.ストレスが溜まらないようにする
8.ルーティンワークだけでなく、新しいことにチャレンジする
9.質の良い睡眠を取る
10.計画を立てるなど積極的に頭を使って考える
以上の10か条を意識して、心身の健康を保ち、脳の健康を維持することで暗記力を強化していきましょう。
最後に
みなさん、いかがだったでしょうか。様々な暗記法・暗記術、そして暗記のコツなどについて理解を深めていただくことはできましたか。
今回の記事がみなさんの日々の学習のサポートとなってくれたらそれ以上に嬉しいことはありません。勉強において暗記は避けては通れないからこそ、様々な工夫をして効率的に毎日の勉強に励んでほしいです。
とはいっても、今回紹介したのはみなさんが抱えている悩みのひとつの解決にすぎません。
筆者が運営する木村学院では、本気の生徒様を募集しています。
木村学院の最大の特徴は完全オーダーメイドコーチング×オンライン学習です。
みなさんの個別の悩みや個別の相談をお待ちしております。お気軽にお問い合わせください!!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。木村の勉強革命でした!
参考文献
復習間隔を少しずつ広げていくことは 長期的な記憶保持を促進するか? 先行研究の批判的検証
https://www.kansai-u.ac.jp/fl/publication/pdf_department/19/35nakata.pdf
睡眠中の情報処理
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjppp1983/25/1/25_17/_pdf
長期記憶が定着するとき、脳内では何が起こっているのか?
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